「少林寺レーシング」「ショウリンジ」という言葉が、交番や110番への迷惑行為を伝えるニュースで取り上げられています。
報道されているのは、交番や電話口で特定の言葉を叫び、警察の業務を妨げる行為です。様子を撮影した動画がSNSで広まり、まねをしたと説明する少年らの検挙・補導も伝えられました。
言葉の響きだけでは、具体的に何が起きているのか分かりにくいでしょう。呼び名と掛け声の違い、交番や110番で確認された行為、名前の由来について見ていきます。
- 少林寺レーシングの意味とショウリンジという掛け声との違い
- 交番や110番での迷惑行為の実態と警察業務への影響
- 大阪と兵庫で報じられた検挙や補導の状況
- 名前の由来に関する説と現時点で分かっている情報の範囲
少林寺レーシングとは?ニュースで報じられた迷惑行為
少林寺レーシングとは、交番や110番で「ショウリンジ」などと叫ぶ迷惑行為を指す、SNS上の呼び名です。
共同通信の2026年10月23日の報道では、交番への無断の立ち入りや110番へのいたずら電話が各地で相次ぎ、撮影動画が「少林寺レーシング」と呼ばれて拡散していると伝えられています。
ショウリンジとは?少林寺レーシングとの意味の違い
今回のニュースに出てくる「ショウリンジ」は、迷惑行為の際に発せられる掛け声です。
一方、「少林寺レーシング」は、掛け声を伴う行為や撮影動画を指す呼び名として使われています。関西テレビも、交番や110番で「ショウリンジ」と叫ぶ行為を、いわゆる「少林寺レーシング」として報じました。
言葉の使われ方を表にすると、次のようになります。
| 表現 | 報道での使われ方 |
|---|---|
| 少林寺レーシング | 交番や110番を対象とする迷惑行為や動画の呼び名 |
| ショウリンジ | 行為の際に叫ばれる掛け声 |
| ショウリンジじゃ | 報道で確認されている掛け声の一つ |
「ショウリンジの意味」を知りたい場合、まず押さえたいのは、ニュースでは掛け声として登場しているという点です。なぜこの言葉が選ばれたのかという由来については、後述するように詳しく分かっていない部分が残っています。
ショウリンジじゃとは?交番や電話口で使われた表現
「ショウリンジじゃ」は、今回の迷惑行為で確認された発言の一つです。
共同通信は、大阪府内で110番や交番でこの言葉を叫ぶケースがあったと報じています。別の種類の行為を示す言葉というより、少林寺レーシングに関する報道に登場する掛け声の表現です。
少林寺レーシングは何をする?交番と110番での行為
少林寺レーシングとして伝えられている行為には、大声を出すだけでなく、交番内を汚したり、設備を壊したりしたとされるケースもあります。
同じ呼び名で報じられていても、場所や行為の内容はそれぞれ異なります。
交番では無断の立ち入りや設備への被害が報道
交番で確認された事例として、共同通信は、ポスターを破る行為や爆竹を投げ込んで撮影する行為を挙げています。
また、関西テレビは兵庫県内で交番内にジュースをまき散らすなどの行為があったと報じました。呼び名や掛け声だけでは伝わりにくいものの、交番の施設や日常業務に影響する内容が含まれています。
大阪では、交番のガラス戸を蹴って壊した疑いで、中学3年の男子生徒が逮捕されたとも伝えられています。
110番では事件や事故の通報と関係のない発言
110番では、事件や事故を知らせる目的ではなく、「ショウリンジ」などと叫ぶいたずら電話が問題になっています。
共同通信によると、大阪府警が2026年9月中旬から10月21日までに確認した関連行為は約250件で、このうち約200件が110番への電話でした。交番への訪問だけでなく、緊急通報の窓口にも行為が及んでいたことが分かります。
警察庁は、110番を事件や事故に関する緊急通報の窓口と案内しています。迷惑電話への対応は、緊急の助けを求める通報と同じ窓口で行われることになります。
少林寺レーシングのニュースは?大阪と兵庫の検挙・補導
2026年10月には、大阪と兵庫で、少林寺レーシングに関連する検挙・補導の状況が報じられました。
小学生を含む幅広い年齢の少年少女が対象となっている点も、今回の報道の特徴です。
| 地域 | 報道日 | 報じられた対象者 | 人数 |
|---|---|---|---|
| 大阪府 | 2026年10月23日 | 7歳から16歳の少年少女 | 計43人を検挙・補導 |
| 兵庫県 | 2026年10月21日 | 小学生から18歳までの少年ら | 計25人を検挙・補導 |
大阪の状況は関西テレビのFNN配信記事、兵庫の状況は関西テレビの10月21日の記事で伝えられています。
大阪では交番のガラス戸を壊した疑いで逮捕者
関西テレビによると、大阪府内に住む14歳の男子生徒は、9月下旬に交番のガラス戸を蹴って壊した建造物損壊の疑いで逮捕されました。
男子生徒は容疑を認め、SNSで動画を見て、警察官をからかうことに面白さを感じたという趣旨の供述をしていると報じられています。
なお、報道された「43人」は検挙・補導された人数であり、43人全員が逮捕されたという意味ではありません。
兵庫では動画撮影を目的とした説明も
兵庫県内では、10月20日までに25人が検挙・補導されたと関西テレビが報じました。
少年らからは、遊びのつもりだったという説明に加え、撮影がうまくいかず交番に2回入ったという話も出ています。行為自体だけでなく、動画を撮ることが目的になっていたケースもうかがえます。
少林寺レーシングの由来は?ショウリンジの意味と発祥
「なぜ少林寺なのか」「レーシングとは何を意味するのか」という点は、呼び名を理解するうえで気になるところです。
ただし、迷惑行為の内容が報じられている一方、名前の由来には未確認の説明が残っています。
大阪のグループのSNSアカウント名に由来する説
東スポWEBは2026年10月22日の記事で、大阪の非行グループが危険なバイク走行の動画を配信する際に使っていた、SNSアカウント名に由来するとの説を紹介しています。
一方、同記事では、なぜ「ショウリンジ」と叫ぶのか、言葉の由来は詳しく分かっていないとも説明されています。アカウント名に由来するという説明は、報道で紹介された説の段階です。
少林寺や少林寺拳法との関係は確認されていない
名前から中国の少林寺や日本の少林寺拳法を連想する人もいるでしょう。
東スポWEBは、これらとの関連は確認されていないと伝えています。現時点で報道されているのは、迷惑行為にこうした呼び名が使われているというところまでで、寺院や武道との結びつきは示されていません。
少林寺レーシングはなぜ問題?110番と警察業務への影響
少林寺レーシングが問題視されている理由には、施設への被害に加え、警察が本来の通報や相談に対応する時間を奪うことがあります。
警視庁は、110番について、警察官にすぐ現場へ来てほしい事件や事故のための緊急通報ダイヤルと説明しています。電話では、発生場所や被害の状況、けが人の有無などを確認します。
こうした対応を行う窓口にいたずら電話が入れば、その確認にも人手と時間がかかります。兵庫県警察本部少年課も、助けを求める人への対応ができなくなり、命に関わる場合があるとして、今回の行為に警鐘を鳴らしています。
撮影された短い場面だけでは、電話を受けた側や交番で対応する側への影響は見えにくいものです。ニュースでは、動画の内容とともに、緊急通報や地域の警察活動への支障が問題として伝えられています。
少林寺レーシングとは?意味と報道内容のまとめ
少林寺レーシングとは、交番や110番で「ショウリンジ」などと叫ぶ迷惑行為を指すSNS上の呼び名です。「ショウリンジ」「ショウリンジじゃ」は、その際の掛け声として報じられています。
交番内への立ち入りや設備の損壊、いたずら電話などが確認され、大阪や兵庫では小学生を含む少年少女の検挙・補導が伝えられました。
名前の由来にはSNSアカウント名に関係するとの説がありますが、詳しい発祥は分かっていません。言葉の意味として確認されている使われ方と、由来についての説には違いがあります。
要点まとめ
- 少林寺レーシングは交番や110番への迷惑行為を指すSNS上の呼び名
- ショウリンジは迷惑行為の際に使われる掛け声
- ショウリンジじゃも掛け声の一つとして報じられている
- 交番への無断の立ち入りや110番へのいたずら電話が確認されている
- 交番のポスターやガラス戸への被害も報じられている
- 大阪では7歳から16歳までの計43人が検挙や補導の対象となった
- 兵庫では小学生から18歳までの計25人が検挙や補導の対象となった
- SNSの動画を見てまねをしたと説明する少年らもいる
- 名前の由来にはSNSアカウント名に関連する説があるが確定していない
- 迷惑行為は緊急の助けを求める人への警察の対応を妨げるおそれがある
