「ご連絡の件承知しました」のメール例文と正しい使い方ガイド

2025年3月31日2025年4月3日

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ビジネスメールにおいて、「ご連絡の件、承知しました」という表現は、非常によく使われる定型句のひとつです。相手の伝達内容をしっかりと受け止めたことを丁寧に伝えるこのフレーズは、上司や取引先との信頼関係を築く上で欠かせないものとなっています。

ただし、正しく使わなければ、相手にそっけない印象を与えたり、場面にふさわしくない言い回しになってしまう可能性もあります。特に、メールでは声のトーンや表情が伝わらないため、言葉の選び方や文章の構成によって印象が大きく左右されます。

この記事では、「ご連絡の件、承知しました」の基本的な意味や正しい使い方をはじめ、状況別のメール例文、敬語としての注意点、似た表現との使い分けなど、実務で役立つ情報を幅広くご紹介します。就職活動中の学生や、日々ビジネスメールに取り組む社会人の方にも役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

記事のポイント

「ご連絡の件、承知しました」の正しい意味と使い方
状況に応じた丁寧なメール例文の書き方
類似表現との違いや適切な使い分け方
相手に好印象を与えるメールの構成と注意点

「ご連絡の件承知しました」のメール例文の基本解説

・ビジネスでの意味と使い方の基本
・丁寧な表現「承知しました」の敬語解説
・メールでの正しい使い方と注意点
・返信メール例文｜状況別の書き方
・「ご連絡の件承知いたしました」の活用法

ビジネスでの意味と使い方の基本

● 基本的な意味

「承知しました」は、
相手の発言や依頼を正しく理解し、受け入れたことを丁寧に伝える表現。
単なる「分かりました」「聞きました」ではなく、
「理解して、対応する準備がある」という前向きな意思表示を含む。

● 使用されるシーンの例

日常業務の中で、報告・連絡・指示などに広く使われる。
例：上司から「明日の会議資料を準備して」と依頼された時、
→「承知しました」と返すことで、内容の理解と責任ある対応の意志を示せる。

● 注意点

「承知しました」は返答にすぎない。
→ その後にしっかり行動で示すことが信頼につながる。
使っただけで対応しない場合、信頼を損なう可能性がある。

● 表現の使い分けにも注意

相手との関係性によっては、
より丁寧な言い回しや、他の表現に言い換える必要もある。例：「かしこまりました」「承りました」など。

丁寧な表現「承知しました」の敬語解説

● 「承知しました」は謙譲語

「承知しました」は謙譲語に分類される敬語。
自分をへりくだることで、相手への敬意を示す。
使用場面：目上の人・取引先などに使うのが基本。

● 他の類似表現との違い

表現	敬語の種類	印象・特徴	使用に適した相手
承知しました	謙譲語	丁寧で謙虚。ビジネスシーンに広く対応できる	上司・顧客・取引先など
了解しました	丁寧語	ややカジュアルな印象。目上の人には不適切な場合あり	同僚・部下向き
分かりました	丁寧語	シンプルだが軽く聞こえる。	同僚・部下向き

● より丁寧な印象を与える工夫

「承知しました」だけだとややそっけない印象になることも。
- → 感謝の言葉を添えると好印象
  例：
  - 「ご指示ありがとうございます。承知しました。」
  - 「かしこまりました。引き続きよろしくお願いいたします。」

● 書き言葉ではさらに丁寧に

文書・メールでは、
→ 「承知いたしました」とするとよりフォーマルな印象。

メールでの正しい使い方と注意点

● 使用の基本ルール

「承知しました」は、相手の連絡・依頼・指示を理解し受け入れたことを伝える表現。
特に上司や取引先など、目上の相手とのメールに適した敬語。
形式的な文章でも、丁寧さと配慮を忘れずに使うことが大切。

● 効果的な使い方のポイント

単体で使うと無機質に見えることがあるため注意。
理解したことに加え、次のアクションや対応予定も一緒に書くと親切。

📌 例文

「ご連絡の件、承知しました。明日までに資料を準備し、再度ご確認いただけるようにいたします。」
「会議の日時、承知しました。当日は開始10分前に入室いたします。」

● NG表現と注意点

表現	理由・注意点
了解しました	カジュアルな印象があるため、目上の相手には不適切。
わかりました	丁寧語だがやや軽く聞こえる。
承知しましたが…	否定・反論が続く場合は印象が悪くなりやすい。

🧩 改善例：
×「承知しましたが、それは難しいです」
→「承知いたしました。ただ、大変恐縮ではございますが、現時点では難しい状況です。」

● 文面のトーンとバランスも大事

感謝や敬意を表す言葉を添えることで、印象アップ。
例：
- 「ご指示いただきありがとうございます。承知しました。」
- 「お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。」

返信メール例文｜状況別の書き方

● 基本の考え方

返信メールでは、相手の意図を正しくくみ取り、
敬意を持って対応の意志を伝えることが重要。
「承知しました」は便利な表現だが、
状況や相手によって言い回しを工夫するのがポイント。

① 上司からの依頼・指示への返信

📌 ポイント：
感謝＋理解＋すぐに行動する姿勢を伝える

📝 例文：

件名：ご指示の件、承知いたしました

〇〇部長
お世話になっております。〇〇です。
ご指示いただき、ありがとうございます。
承知いたしました。すぐに対応いたします。
何か不足がありましたら、お知らせください。
引き続きよろしくお願いいたします。

② 取引先からの予定変更連絡への返信

📌 ポイント：
変更を快く受け入れつつ、丁寧な印象を意識

📝 例文：

件名：日程変更の件、承知いたしました

株式会社〇〇
〇〇様

いつも大変お世話になっております。〇〇株式会社の〇〇です。
日程変更のご連絡、ありがとうございます。
新しい日程、承知いたしました。
当日はどうぞよろしくお願いいたします。

③ 社内の連絡や報告に対する返信（同僚・部下など）

📌 ポイント：
丁寧かつ柔らかく、フレンドリーな文面に調整

📝 例文：

件名：ご連絡ありがとうございます

〇〇さん
ご連絡ありがとう。内容、承知しました。
確認でき次第、対応いたします。よろしくお願いします。

● 注意点

形式的すぎると無機質な印象になる → 感謝や一言を添えると◎
「承知しましたが…」のように否定が続く場合は、言い換えて柔らかく
例：
×「承知しましたが、対応できません」
→「承知いたしました。ただ、現在の状況では難しい可能性がございます」

「ご連絡の件承知いたしました」の活用法

● 意味と基本的な使い方

「ご連絡の件承知いたしました」は、
相手からの連絡を受け取り、内容を理解・把握したことを丁寧に伝える表現。
主に社外や目上の人とのやり取りに適したフォーマルな言い回し。

● 使用に適したシーン

シーン	適用例
取引先からの案内・依頼	「ご連絡の件承知いたしました。ご指示の通り、○月○日までに提出いたします。」
上司からの正式な通知や指示	「ご連絡の件、承知いたしました。内容を確認のうえ、準備を進めてまいります。」
役職者や年上の社内メンバーへの返信	「ご連絡いただき、ありがとうございます。内容承知いたしました。」

● 社内での使い分けポイント

カジュアルなやりとりや同僚との連絡で使うとやや堅苦しくなることも。
- ✅ 言い換え例：
  - 「承知しました」
  - 「確認いたしました」
  - 「了解しました（※目上にはNG）」

● より丁寧で自然なメールにするコツ

📌「ご連絡の件、承知いたしました」だけで終えるとやや冷たい印象に。

👉 補足を加えて丁寧に：

感謝の言葉：「ご連絡ありがとうございます」
対応予定：「内容を確認のうえ、対応いたします」
締めの一言：「引き続きよろしくお願いいたします」

● 活用例（メールテンプレ）

📝 例文1｜取引先への返信

件名：書類提出の件、承知いたしました

株式会社〇〇
〇〇様

お世話になっております。〇〇株式会社の〇〇です。
ご連絡の件、承知いたしました。
ご指示の通り、〇月〇日までに資料を提出いたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。

📝 例文2｜上司への返信

件名：会議の件、承知いたしました

〇〇部長

お疲れ様です、〇〇です。
会議についてのご連絡、承知いたしました。
当日は時間通りに参加いたします。
よろしくお願いいたします。

「ご連絡の件承知しました」のメール例文の具体例

・シーン別メール例文（社内・社外）
・ご連絡の件、承知しました締めの例文
・就活で使えるご連絡承知メール例文
・類似表現との違いと使い分け方
・メールでの印象を良くするポイント

シーン別メール例文（社内・社外）

🔸 社内メールの場合

● 特徴

比較的カジュアルでOK（ただし、相手や内容に応じて丁寧さを調整）
実務的・簡潔な表現が好まれる
上司へのメールでも、丁寧すぎて堅苦しくなる必要はない

📝 例文1｜同僚への返信

件名：昨日の件について

〇〇さん

お疲れ様です。
昨日の件、承知しました。
対応進めますので、また進捗あればご連絡します。
よろしくお願いします。

📝 例文2｜上司への返信（少し丁寧に）

件名：会議資料の件、承知いたしました

〇〇部長

お疲れ様です、〇〇です。
ご連絡ありがとうございます。会議資料の件、承知いたしました。
本日中に修正し、再送いたします。
よろしくお願いいたします。

🔸 社外メールの場合

● 特徴

敬語・丁寧語を適切に使い分けることが重要
「拝見いたしました」「承知いたしました」など、格式に合った表現を選ぶ
相手への敬意を忘れず、柔らかく丁寧な文面を心がける

📝 例文1｜取引先からの連絡への返信

件名：ご連絡の件、承知いたしました

株式会社〇〇
〇〇様

いつもお世話になっております。〇〇株式会社の〇〇です。
先ほどのご連絡、確かに拝見いたしました。
内容、承知いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。

📝 例文2｜日程変更への返信

件名：打ち合わせ日程の件、承知いたしました

〇〇株式会社
〇〇様

いつも大変お世話になっております。〇〇です。
日程変更のご連絡、ありがとうございます。
新しい日程、承知いたしました。当日はどうぞよろしくお願いいたします。

✅ 表現の選び方のワンポイント

表現	使用シーン	注意点
承知しました	社内全般、カジュアル寄り	同僚・部下に自然。上司には「承知いたしました」が無難。
承知いたしました	社内（目上）・社外	丁寧で汎用性が高い。迷ったらこれでOK。
かしこまりました	社外（特に敬意を示す場）	より丁寧だが、硬すぎる場面では浮くことも。
了解しました	社内のみ（同僚）	社外・目上には使わない。

ご連絡の件、承知しました締めの例文

🔹 基本・汎用パターン

どんな相手・内容にも使いやすい丁寧で無難な表現です。

ご連絡の件、承知しました。
　引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
ご連絡の件、承知しました。
　今後ともよろしくお願い申し上げます。

🔹 対応・行動を示すパターン

何らかの作業・返信などの次アクションがある場合に◎

ご連絡の件、承知しました。
　内容に沿って早急に対応いたします。
ご連絡の件、承知しました。
　本日中に確認し、ご連絡差し上げます。
ご連絡の件、承知しました。
　資料の準備が整い次第、ご送付いたします。

🔹 感謝の気持ちを添えるパターン

連絡を受けたこと自体に対して、丁寧さや温かみを出したい場合

ご連絡の件、承知しました。
　ご丁寧にご連絡いただき、誠にありがとうございます。
ご連絡の件、承知しました。
　お知らせいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

🔹 ややカジュアル・社内向けパターン

社内の同僚や比較的フランクな関係で使うと自然です。

ご連絡の件、承知しました。
　対応進めておきますね。よろしくお願いします。
ご連絡の件、承知しました。
　確認次第またご連絡いたします。

✅ ワンポイントアドバイス

「承知しました」で終わるのはNGではないが、冷たく感じられることも。
一言加えるだけで、印象・信頼感が大きく変わります。

就活で使えるご連絡承知メール例文

🔹 ① 面接日程の連絡に対する返信

📝 件名：面接日程のご連絡、承知いたしました

〇〇株式会社
人事部〇〇様

お世話になっております。〇〇大学の〇〇と申します。

このたびは面接日程のご連絡をいただき、ありがとうございます。
ご案内いただきました日程、承知いたしました。
当日はどうぞよろしくお願いいたします。

ご多用のところご調整いただき、誠にありがとうございました。

🔸 ポイント：

感謝＋理解＋当日の挨拶の三点セットが基本
メール件名に「承知いたしました」と入れると見やすい

🔹 ② 選考結果の連絡に対する返信（合格・不合格どちらでもOK）

📝 件名：選考結果のご連絡、ありがとうございます

〇〇株式会社
採用ご担当者様

お世話になっております。〇〇大学の〇〇と申します。

このたびは選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
ご案内いただきました内容、確かに承知いたしました。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

🔸 ポイント：

選考結果の良し悪しに関わらず、冷静に・丁寧に返信するのが社会人マナー
「確かに承知いたしました」で落ち着いた印象を演出

🔹 ③ 説明会や会社訪問などの案内メールへの返信

📝 件名：説明会のご案内、承知いたしました

〇〇株式会社
人事部〇〇様

お世話になっております。〇〇大学の〇〇と申します。

このたびは会社説明会のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
ご連絡の件、承知いたしました。当日を楽しみにしております。

何卒よろしくお願い申し上げます。

🔸 ポイント：

少しフレンドリーさを加えて「当日を楽しみにしております」と結ぶと自然

✅ 就活メールのワンポイントマナー

NG表現	理由	推奨表現
了解しました	カジュアルすぎ、敬意が伝わりにくい	承知いたしました / かしこまりました
わかりました	学生言葉っぽく聞こえる可能性あり	承知しました
ありがとうです	口語・略語はNG	ありがとうございます

類似表現との違いと使い分け方

🔹 類似表現一覧と比較表

表現	敬語の種類	丁寧さ	主な使用シーン	使用相手	備考
承知しました	謙譲語	◎ 標準的	社内外問わず広く使用可能	上司・取引先など	最もバランスの良い丁寧表現
承知いたしました	謙譲語	◎◎ より丁寧	文書・メールなどフォーマルな場面で	上司・顧客など	迷ったときの“丁寧な正解”表現
かしこまりました	謙譲語	◎◎ とても丁寧	接客・サービス・電話応対など	お客様・顧客	少し硬い印象。社内ではやや浮くことも
承りました	謙譲語	◎ 丁寧	注文・予約・申し出などの受付時	顧客・社外	「内容を引き受けた」ニュアンス強め
了解しました	丁寧語	△ ややカジュアル	社内でのフラットなやりとり	同僚・部下	目上には使わない方が無難
わかりました	丁寧語	△ カジュアル	社内での口頭確認や軽い会話	同僚・部下	メールではやや軽く聞こえる可能性あり

🔸 使用場面ごとのおすすめ表現

シーン	おすすめの表現	備考
上司からの業務連絡	承知しました／承知いたしました	メールでは「承知いたしました」がより丁寧
取引先とのやりとり	承知いたしました／かしこまりました	初対面や重要な相手には「かしこまりました」も◎
注文や依頼の受付	承りました	例：「ご依頼の件、確かに承りました」
同僚との軽いやりとり	承知しました／了解しました	「了解」は口頭での使用が自然
接客・電話応対など	かしこまりました	お客様対応の定番フレーズ

✅ 使い分けのコツ

迷ったら「承知いたしました」： 丁寧さ・対応力ともにバランス◎
顧客・クライアント対応では「かしこまりました」「承りました」など特化表現を
カジュアルな言い方（了解・わかりました）は社内限定にとどめるのが安心

メールでの印象を良くするポイント

🔹 1. 件名は“ひと目で要件が分かる”ように

シンプルかつ具体的に、何のメールか一目で伝える
【良い例】
- 「面接日程のご案内について」
- 「資料送付のご確認」
【避けたい例】
- 「ご連絡」
- 「こんにちは」「よろしくお願いします」

📌 迷ったら：「○○についてのご連絡」「○○に関するご確認」などがおすすめ

🔹 2. 冒頭の挨拶で“印象を和らげる”

「お世話になっております」などの丁寧な挨拶から始める
季節の挨拶や感謝を入れるとさらに◎（ビジネスでは簡潔でOK）

📝 例：

お世話になっております。〇〇大学の〇〇です。
先日はご丁寧なご対応、ありがとうございました。

🔹 3. 本文は「結論 → 補足 → 締め」の順に構成

まず要件を明確に伝える
次に必要な補足や背景
最後に丁寧な締めで印象アップ

📝 構成例：

ご案内いただいた日程、承知いたしました。
当日は〇〇の件についてもご相談させていただければと存じます。
何卒よろしくお願いいたします。

🔹 4. 敬語と語尾で“落ち着きと誠実さ”を演出

フレーズ	印象	使用シーン
承知しました	丁寧で落ち着いた印象	社内外どちらでも安心して使える
承知いたしました	よりフォーマル	取引先・上司・選考中の企業などに◎
かしこまりました	とても丁寧	接客・お客様向けの表現
よろしくお願いします	やや軽め	社内の同僚などカジュアルな場面向き
よろしくお願いいたします	丁寧・信頼感あり	ビジネスメールではこちらが基本

🔹 5. 誤字脱字を“必ず見直す”

ミスがあると内容の丁寧さも台無しに
読み直し → 一度下書きに保存 → 再確認が理想
特に相手の名前・会社名・日付などは要注意！

✅ まとめ：印象を良くする5つのチェックリスト

件名は明確か？
挨拶で柔らかく入れているか？
本文は簡潔・わかりやすく構成されているか？
丁寧語・敬語は適切か？
誤字脱字はないか？