イラストレーター兼VTuberのしぐれういさんと、子ども服ブランド「mezzo piano(メゾピアノ)」のコラボが発表されました。
かわいらしい描き下ろしイラストやグッズが公開された一方、SNSでは「なぜ女児向けブランドとコラボしたのか」「ロリ神との組み合わせに違和感がある」といった声も出ています。
しぐれういさんの代表曲「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」や、2023年に起きた防犯ブザー会社の炎上が再び取り上げられたことも、批判が広がった理由の一つです。
ただ、今回のコラボ内容に楽曲や防犯ブザーが直接使用されているわけではありません。
しぐれういとメゾピアノのコラボがなぜ炎上したのか、株式会社colyの発表内容やロリ神、防犯ブザー騒動との関係を見ていきます。
- しぐれういとメゾピアノのコラボが炎上した理由
- ロリ神レクイエムと今回の批判との関係
- 過去の防犯ブザー炎上の経緯と誤解されやすい点
- メゾピアノの顧客層とコラボの開催予定
しぐれういとメゾピアノはなぜ炎上?
しぐれういとメゾピアノの炎上理由は、コラボ商品そのものより、両者が持つイメージの組み合わせにあります。
実在する女児を主な顧客としてきたブランドと、「ロリ」を題材にした代表曲を持つVTuberが組んだことに対し、一部の保護者やブランドの利用者から違和感が示されました。
株式会社colyがコラボを発表
発端となったのは、2026年9月15日に株式会社colyが発表した「しぐれうい×mezzo piano」のコラボです。
株式会社colyの公式発表では、しぐれういさんの新規描き下ろしイラストを使用したグッズの発売と、ポップアップショップの開催が案内されています。
描き下ろしでは、しぐれういさんが自ら選んだメゾピアノの服やアクセサリーを着用。メゾピアノのキャラクターであるベリエちゃんも、しぐれういさんの衣装を着ています。
アクリルスタンドやキーホルダー、マグカップ、タオル、ぬいぐるみなど、幅広いグッズが用意されました。
発表内容を見る限り、今回の企画はメゾピアノの甘くかわいらしいデザインと、しぐれういさんのイラストを組み合わせたコラボです。
メゾピアノコラボに批判が出た理由
批判の中心となったのは、しぐれういさんが「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」で広く知られている点です。
同曲では、9歳という設定のキャラクターが登場し、ロリータ・コンプレックスを題材にした言葉や演出が使われています。
一方、メゾピアノは長年にわたり女児向けの子ども服を展開してきたブランドです。そのため、次のような疑問がSNSで持ち上がりました。
女児向けブランドとロリ神のイメージは合うのか
子どもや保護者が利用するブランドとして問題はないのか
コラボを企画する際に過去の炎上を把握していたのか
しぐれういさんの活動全体ではなく、代表曲から生まれた印象とブランドの顧客層との間にある隔たりが、メゾピアノコラボへの批判につながった形です。
cokiの報道でも、両者の組み合わせ自体に対する戸惑いや、顧客層への配慮を問う声が紹介されています。
コラボの顧客層が違うとの声
メゾピアノの主な商品を購入するのは、女児本人やその保護者です。一方、しぐれういさんはイラストやVTuber文化に親しむ層から支持されています。
この違いから、SNSでは「コラボの顧客層が合っていない」という見方が出ました。
ただ、メゾピアノは現在も子ども服を展開する一方、平成女児カルチャーの再流行を受け、大人になった元利用者に向けたグッズも販売しています。
KAI-YOUの報道では、2024年に「平成女児あつまれ!」と題した企画が行われ、大人向けの商品展開も進められていると紹介されました。
今回のポップアップショップで販売されるのも、子ども服だけではありません。アクリルスタンドやぬいぐるみ、マグカップなど、しぐれういさんのファンや平成女児世代も購入しやすい商品が中心です。
メゾピアノの従来の顧客だけでなく、ブランドに懐かしさを感じる大人も想定した企画だったと受け取れます。
ロリ神と防犯ブザー炎上の関係
今回のコラボ発表を受け、過去の「ロリ神」と防犯ブザーをめぐる騒動も掘り起こされました。
ただし、2023年に謝罪したのは防犯ブザーを販売していた株式会社アーテックです。しぐれういさんが防犯ブザーを宣伝して炎上したという出来事ではありません。
粛聖 ロリ神レクイエムとは
「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」は、しぐれういさんのアルバム「まだ雨はやまない」に収録された楽曲です。
2023年9月にミュージックビデオが公開されると、特徴的なダンスがTikTokやYouTubeで広まり、大きな話題になりました。
楽曲では、しぐれういさんが「9歳のしぐれうい」というキャラクターを演じています。幼い少女の立場から、ロリコンとされる相手を罵倒して退けるという、立場を逆転させたネタが軸です。
作品の趣旨はロリコンを肯定するものではなく、作中では相手を拒絶する演出が取られています。
その一方で、タイトルや歌詞、幼い少女のキャラクターを用いた表現に抵抗を感じる人もいました。楽曲が広く知られたことで、しぐれういさんには「ロリ神のVTuber」という印象も強く残っています。
今回のコラボにロリ神の楽曲は使われていませんが、メゾピアノが女児向けブランドであることから、過去作品のイメージが改めて結びつけられました。
アーテックの投稿が発端
防犯ブザー炎上が起きたのは、2023年9月です。
「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」のミュージックビデオには、黄色い防犯ブザーが登場します。
学校教材や知育商品を扱う株式会社アーテックは、映像内の防犯ブザーが自社商品をモデルにしていると受け取れる投稿を公式Xに掲載しました。公式YouTubeでも、自社の防犯ブザーと楽曲を関連づけた動画を公開しています。
これに対し、子どもを犯罪から守る防犯ブザーを販売する会社が、ロリータ・コンプレックスを題材にした楽曲へ便乗するのは不適切ではないかとの批判が出ました。
今回のメゾピアノコラボでも、「子どもに関係する商品やブランド」と「ロリ神」を結びつけた企画として、当時の出来事を思い出した人がいたようです。
防犯ブザー会社は投稿を削除して謝罪
株式会社アーテックは2023年10月2日、問題となったXとYouTubeの投稿を削除し、公式サイトで謝罪しました。
女性自身の当時の報道によると、同社は投稿について、子どもと教育に関わる企業として配慮と自覚を欠いた内容だったと説明しています。
対外発信の運用体制を強化し、従業員への指導や教育を徹底する方針も示しました。
前述の通り、この防犯ブザー炎上で投稿したのはアーテックの企業アカウントです。しぐれういさん本人がアーテックに投稿を依頼したとする情報や、両者による公式コラボだったとの発表はありません。
今回の騒動と共通するのは、子どもに関係する企業が「ロリ神」と結びついたことで批判されたという構図です。
メゾピアノの顧客層と今後
メゾピアノコラボへの評価は、子ども服ブランドとして見るか、平成女児カルチャーを楽しむ大人向け企画として見るかでも変わっています。
批判だけでなく、しぐれういさんの絵柄とメゾピアノのデザインが合っていると歓迎する声や、ベリエちゃんとのコラボを喜ぶ反応もあります。
メゾピアノは女児向けブランド
メゾピアノは、株式会社ナルミヤ・インターナショナルが1988年から展開している子ども服ブランドです。
ロマンティックでスウィートな世界観を掲げ、女の子向けの洋服や小物を販売してきました。百貨店などで商品を展開し、親子でブランドに親しんできた家庭も少なくありません。
そのため、メゾピアノの名前から実際に着用する女児を思い浮かべる人が多く、今回の組み合わせに戸惑う保護者がいたとみられます。
一方で、ブランドの利用経験がある大人に向けたキャラクターグッズも増えています。現在の顧客層は、子どもと保護者だけに限られているわけではありません。
炎上はコラボ商品への批判とは限らない
公開された描き下ろしイラストやグッズ自体には、ロリ神や防犯ブザーを直接連想させる文言は確認されていません。
コラボビジュアルは、しぐれういさんとベリエちゃんが互いの衣装を交換するような構成です。
SNS上の批判は、商品のデザインそのものより、しぐれういさんが持つ過去作品のイメージと、メゾピアノが築いてきたブランドイメージを結びつけた企画判断に向いています。
また、しぐれういさんのファン全体を一つの嗜好でくくるような投稿も見られましたが、楽曲のファンであることと個人の性的嗜好は同じではありません。
コラボへの疑問、作品への評価、しぐれういさん本人やファンへの評価は、それぞれ異なる話です。
コラボ中止や謝罪は発表されていない
2026年9月17日時点で、株式会社colyやナルミヤ・インターナショナルから、コラボ中止や謝罪に関する公式発表は確認されていません。
ポップアップショップは、次の日程で開催される予定です。
名古屋PARCOは2026年10月3日から10月12日まで
SHIBUYA109渋谷店は2026年10月15日から10月25日まで
心斎橋PARCOは2026年10月17日から10月25日まで
各会場ではグッズが先行販売され、イベント終了後にはオンラインショップ「アニメバコ」で受注販売も予定されています。
公式サイトや会場案内も掲載が続いているため、現時点では発表済みのスケジュールに沿って準備が進んでいると受け取れます。
しぐれうい メゾピアノ炎上の結論
しぐれういさんとメゾピアノが炎上した理由は、女児向け子ども服ブランドと、「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」で知られるVTuberの組み合わせに違和感を持つ声が出たためです。
特に、ロリ神をめぐっては2023年に防犯ブザー会社のアーテックが便乗投稿を行い、批判を受けて謝罪した経緯があります。今回も子どもに関係するブランドとの企画だったため、過去の騒動が再び注目されました。
ただ、今回のコラボにロリ神や防犯ブザーが直接使用されているわけではありません。メゾピアノは子ども服を展開しながら、平成女児カルチャーを懐かしむ大人向けの商品にも力を入れています。
2026年9月17日時点では、株式会社colyやナルミヤ・インターナショナルによるコラボ中止の案内はなく、ポップアップショップは名古屋、渋谷、心斎橋の3会場で開催される予定です。
要点まとめ
- しぐれういとメゾピアノのコラボは2026年9月15日に発表された
- 株式会社colyがグッズ販売とポップアップショップを企画した
- 炎上理由は女児向けブランドとロリ神のイメージの組み合わせにある
- コラボの顧客層が合わないという批判が出た
- 粛聖 ロリ神レクイエムは9歳のキャラクターがロリコンを拒絶する楽曲である
- 今回のグッズにロリ神や防犯ブザーは直接使われていない
- 防犯ブザー炎上は株式会社アーテックの便乗投稿が発端だった
- アーテックは問題の投稿を削除して謝罪した
- メゾピアノは子どもだけでなく平成女児世代向けの商品も展開している
- コラボの中止や謝罪は発表されておらず3都市で開催予定となっている
