ご教示頂きありがとうございますの意味と使い方!上司へのメール例文

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ご教示頂きありがとうございますの意味と使い方!上司へのメール例文
コトモノナビ作成・イメージ

ビジネスメールを作成しているとき、ふと手が止まってしまうことってありますよね。特に目上の方への返信で「ご教示頂きありがとうございます」というフレーズを使う際、その意味や正しい使い方、あるいは上司に対して失礼にならないかといった不安を感じることは誰にでもあるはずです。また、似たような言葉との違いや英語での表現、さらには返信時の例文などを知りたいという方も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな疑問をスッキリと解消し、自信を持ってメールを送れるようになるための情報をまとめています。

記事のポイント
  • 「ご教示」と「ご教授」の決定的な違いと使い分けの基準
  • 上司や取引先へそのまま使える状況別の返信メール例文
  • 「ご教示頂きありがとうございます」が二重敬語ではない理由
  • ビジネスシーンで評価される「ご指導」などの言い換え表現
目次

ご教示頂きありがとうございますの意味と正しい使い方

まずは、このフレーズの根本的な意味と、ビジネスシーンで恥をかかないための基本的なルールについて解説していきますね。ここを理解しておけば、もう迷うことはありませんよ。

ご教示とご教授の意味の違いと使い分け

これ、本当によくある間違いなんですが、「ご教示(きょうじ)」と「ご教授(きょうじゅ)」は似て非なるものなんです。結論から言うと、日常業務で使うべきなのは圧倒的に「ご教示」の方です。

「教示」というのは、文字通り「教え、示す」こと。つまり、書類の書き方やスケジュールの確認、ツールの使い方といった「具体的な方法や手順」を教えてもらう時に使います。ビジネスの現場では「ここを教えてほしい」という場面がほとんどなので、基本的にはこちらを使えばOKです。

言葉読み方意味・対象使用頻度
ご教示ごきょうじ具体的な手順・方法・場所など極めて高い
ご教授ごきょうじゅ学問・芸術・専門的な奥義など低い

一方で「教授」は、大学の教授をイメージすると分かりやすいですが、「学問や専門的な技術を長い時間をかけて授ける」という意味になります。例えば「経営哲学についてご教授願いたい」といった重厚な場面で使う言葉なので、単に「来週の会議室の場所を教えてほしい」という時に「ご教授ください」と言うと、相手に「そんな大袈裟な…」と苦笑いされてしまうかもしれません。使い分けのポイントは、「その場ですぐ答えられることなら教示、弟子入りレベルなら教授」と覚えておくといいですよ。

メール返信で使える状況別の正しい例文

意味が分かったところで、実際に使える例文を見ていきましょう。コピペして使えるように状況別で用意しました。

まず、基本の型としてはシンプルに感謝を伝えます。

【基本の返信】 〇〇の件、ご教示いただきありがとうございます。 早速、手順通りに進めさせていただきます。

次に、相手が忙しい中時間を割いてくれたことへの配慮を加えたい場合です。これは社外の方や目上の人に対して非常に有効ですね。

【より丁寧な返信】 お忙しい中、詳細についてご丁寧にご教示いただき、誠にありがとうございます。 おかげさまで不明点が解消いたしました。

メールの文末などで「教えてほしい」と依頼する場合も見てみましょう。

【依頼の例文】 恐れ入りますが、申請フォームの記入方法についてご教示いただけますと幸いです。 ご多忙の折恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

こうして見ると、「ご教示」という言葉がいかに便利か分かりますよね。クッション言葉と組み合わせることで、どんな相手にも対応できる万能フレーズになります。

上司に対して使う際の注意点とマナー

上司への返信で気をつけたいのは、「他人行儀になりすぎないこと」と「上から目線にならないこと」のバランスです。

「ご教示いただきありがとうございます」は敬語として完璧ですが、直属の上司に対して毎回「〜いただきまして、誠に〜」とガチガチに固めすぎると、かえって距離を感じさせてしまうことがあります。普段のコミュニケーションなら「ご教示いただきありがとうございます。勉強になりました」くらいが丁度いい温度感かなと思います。

【避けるべきNG返信】 ×「ご教示いただき、参考になりました」

これ、実は一番やってはいけないミスです。「参考にする」というのは、「あなたの意見を判断材料の一つにするけれど、決めるのは私です」というニュアンスを含んでしまうため、目上の人に対して使うと「上から目線」と捉えられるリスクがあります。「勉強になりました」や「大変助かりました」と言い換えるのがスマートですね。

二重敬語の誤解と文法的な正しさ

「ご教示いただきありがとうございます」って、敬語が重なっているように見えて不安になること、ありませんか?結論から言うと、これは文法的に全く問題ない正しい敬語です。

構造を分解してみましょう。

  • 「ご」:尊敬語(相手への敬意)
  • 「教示」:名詞
  • 「いただき」:「もらう」の謙譲語(自分の行為をへりくだる)

文化庁の指針でも、相手の行為を高める「尊敬語」と、自分の行為を低める「謙譲語」を組み合わせることは「敬語連結」として認められています。「二重敬語」というのは、「おっしゃられる(尊敬+尊敬)」のように同じ種類の敬語を重ねることを指すので、これには該当しません。安心して堂々と使ってくださいね。

誤変換に注意したい享受などのNG例

PCやスマホで入力していると、予測変換の罠にハマることがあります。特に危険なのが「享受(きょうじゅ)」です。

「きょうじゅ」と打って変換すると、「教授」の隣に「享受」が出てくることがありますが、これは「自由を享受する」のように「恩恵を受けて楽しむ」という意味です。「ご享受いただきありがとうございます」なんて送ってしまったら、「私のメールを楽しんでくれてありがとう…?」と相手を困惑させてしまいます。

また、自分から教える場合に「ご教示させていただきます」と言うのも誤りです。「ご」は相手の行為に付けるもの(尊敬語)なので、自分の行為には付けません。「ご説明いたします」や「お伝えいたします」とするのが正解ですね。送信ボタンを押す前の一瞬の確認が、あなたの信頼を守りますよ。

ご教示頂きありがとうございますの意味を補完する表現

「ご教示」は便利ですが、ワンパターンになってしまうと事務的な印象を与えかねません。ここでは、語彙力をアップさせて、より豊かなコミュニケーションをとるためのバリエーションを紹介します。

状況に応じた類語や言い換えの活用法

相手との関係性や、教えてもらった内容によっては、別の言葉を使った方が「お、この人は分かってるな」と思われることがあります。

例えば、親しい先輩や同僚に対してなら、あえて漢字語を使わずに以下のように崩すのもアリです。

  • 「教えていただきありがとうございます」
  • 「共有してくださり助かりました」

チャットツール(SlackやTeamsなど)では、堅苦しさを消すために「ご教示ありがとうございます!」と短くまとめるのもスピード感があって良いでしょう。TPOに合わせて言葉の重さを調整できるのが、デキるビジネスパーソンの証ですね。

ご指導やご助言などの使い分けリスト

「教示」以外にも、感謝を伝える言葉はたくさんあります。それぞれのニュアンスを理解して使い分けると、表現の幅がグッと広がりますよ。

表現核となる意味おすすめのシチュエーション
ご指導目標へ向かって導くこと上司にミスを指摘された時や、キャリア相談に乗ってもらった時。「ご指導いただきありがとうございます」
ご助言判断の助けとなる意見自分の案に対してアドバイスをもらった時。「貴重なご助言をいただき~」
ご鞭撻強く励ますこと挨拶や祝辞の決まり文句。「ご指導ご鞭撻のほど~」(単独ではあまり使いません)

特に「ご指導」は、「ご教示(情報のインプット)」に対して「成長への導き」というニュアンスが強くなります。上司からお説教を受けた後や、親身なアドバイスをもらった後に使うと、「あなたの教えを糧にします」という姿勢が伝わって効果的ですよ。

英語で感謝を伝える際のビジネス表現

外資系や海外の取引先とのやり取りで、直訳して失敗しないようにしたいですね。英語には「ご教示」という直訳はないので、文脈に合わせて意訳する必要があります。

情報を教えてもらった時(Information) 最も汎用性が高いのがこれです。 “Thank you for letting me know.”(知らせてくれてありがとう) もう少しフォーマルにするなら、 “Thank you for the information.”

やり方を教えてもらった時(Instruction) 手順などを具体的に教わった場合は、 “Thank you for showing me how to do this.”(やり方を見せてくれてありがとう) “Thank you for your guidance.”(ご指導ありがとうございます) といった表現が自然です。「Teach」を使うと学校の先生みたいに聞こえることがあるので、「Let me know」や「Guidance」を使うのが無難かなと思います。

社外への依頼でも使えるクッション言葉

何かを教えてほしいと依頼する際、いきなり「ご教示ください」と書くと少し冷たい印象になりがちです。そこで活躍するのがクッション言葉です。

【おすすめのクッション言葉】

  • 「お忙しいところ恐縮ですが、」
  • 「お手数をおかけいたしますが、」
  • 「もし差し支えなければ、」

これらを頭につけて、「お忙しいところ恐縮ですが、ご教示いただけますでしょうか」とするだけで、相手への配慮が伝わる柔らかい文章になります。特にメールは文字だけのやり取りなので、こうした少しの気遣いが人間関係を円滑にする潤滑油になりますよ。

ご教示頂きありがとうございますの意味と要点まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。「ご教示頂きありがとうございます」の意味や使い方が、かなりクリアになったのではないでしょうか。

最後に、この記事の要点をまとめておきますね。

  • 「ご教示」は具体的な手順や方法を教わった時に使う(日常業務向け)。
  • 「ご教授」は専門的な学問などを長期間教わる時に使う(専門家・師匠向け)。
  • 上司には「参考になりました」ではなく「勉強になりました」を使う。
  • 文法的に正しい敬語なので、二重敬語を心配する必要はない。
  • 英語では “Thank you for letting me know” が最も近いニュアンス。

言葉はあくまでツールですが、正しく使うことで相手への敬意が伝わり、仕事もスムーズに進むようになります。ぜひ、明日のメールから自信を持って使ってみてくださいね!

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