「ご自愛ください」の返事は何が正解?例文とマナーを徹底解説

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「ご自愛ください」の返事は何が正解?例文とマナーを徹底解説
コトモノナビ作成・イメージ

ビジネスメールや手紙の結びでよく目にする「ご自愛ください」という言葉ですが、いざ自分が受け取ると返事に迷ってしまうことはありませんか。特に目上の方からのメールだと失礼があってはいけないと緊張しますし、具体的な例文を知りたいと思う場面も多いはずです。私自身、季節の変わり目などに体調を気遣う言葉をいただくと嬉しい反面、どう返すのが正解なのか悩んで手が止まってしまう経験がありました。LINEなどですぐに返信が必要なときや、万が一自分が体調不良のときには、なおさら適切な表現がわからなくて焦ってしまいますよね。

記事のポイント
  • 「ご自愛ください」に対する正しい返信マナーと基本構成
  • 上司や取引先など相手の立場に合わせた具体的な返信例文
  • 「お体ご自愛ください」がなぜ誤用とされるのかという理由
  • 自分の体調が悪い場合や返信不要と伝えたい時の対応方法
目次

ご自愛くださいへの返事のマナーと基本

まずは、相手から気遣いの言葉をもらったときに、失礼なくスマートに対応するための基礎知識からお話ししていきますね。言葉の本来の意味をしっかり理解しておくと、どんな相手に対しても自信を持って返信できるようになりますよ。

ご自愛くださいの意味と正しいメール作法

「ご自愛(じあい)」という言葉には、読んで字のごとく「自ら(自分自身)」を「愛する(大切にする)」という意味が込められています。ビジネスシーンや手紙の結びにおいては、「あなた自身のお体を大切になさってください」という、相手の健康を願うメッセージとして定着していますね。

この言葉のポイントは、「相手が現在、健康であること」を前提に、その状態を維持してほしいと願う機能を持っているという点です。つまり、相手が元気に活動しているときに使うのが基本のマナーなんです。

ここがポイント

「ご自愛ください」は、「健康な状態を維持してください」というニュアンス。相手への思いやりを伝える、とても温かい言葉です。

返信をする際は、まずこの「思いやり」を受け取ったことへの感謝を示すのが大原則です。難しく考えすぎず、「私の健康を気にかけてくれてありがとう」という気持ちをベースに言葉を選んでいきましょう。

お体ご自愛くださいは誤用のため注意

これ、実は非常によく見かける間違いなのですが、あなたも使ってしまっていませんか? 「お体ご自愛ください」という表現は、厳密なマナーとしてはNGとされることが多いんです。

なぜ「お体ご自愛」は間違いなの?

「自愛」という言葉の中に、すでに「自分の体を」という意味が含まれているからです。「お体ご自愛ください」と言うと、「お体、お体を大切にしてください」と言っていることになり、いわゆる重言(二重表現)になってしまうんですね。「頭痛が痛い」と同じような状態です。

ただ、最近では慣用的に使われているケースも増えてはいますが、正しい言葉遣いを知っている方(特に年配の方や言葉に厳しい方)からすると、「言葉を知らない人だな」と思われてしまうリスクがあります。ビジネスでは「ご自愛ください」だけで十分意味が通じますので、シンプルに使うのが一番安全ですよ。

漢字の変換ミスにも注意!

× ご慈愛ください
〇 ご自愛ください
「慈愛(じあい)」は、親が子に向けるような深い愛情を指す言葉です。目上の方に対して使うと文脈がおかしくなるので、変換時にはしっかり確認しましょう。

基本的な返信の構成と感謝を伝える例文

返信メールを作成するときは、あれこれ悩まずに「感謝」と「気遣い返し」の2ステップで構成するとスムーズです。

  1. 感謝(Gratitude):気遣ってくれたことへのお礼
  2. 気遣い返し(Reciprocation):相手の健康も願う言葉

この2つが揃っていれば、マナーとしてはバッチリです。自分だけが気遣いを受け取るのではなく、相手にも同じ気持ちを返すことで、コミュニケーションのバランスが取れますからね。

よく「ご自愛ください」と言われたら、そのまま「〇〇様もご自愛ください」と返していいのか迷う方がいますが、これは間違いではありません。ただ、もう少し語彙力を見せたいなら、少し表現を変えるのがベターかなと思います。

基本の返信例文

  • お気遣いいただき、ありがとうございます。〇〇様も、どうぞお元気でお過ごしください。
  • 温かいお心遣いに感謝いたします。〇〇様におかれましても、ご健勝をお祈り申し上げます。

上司や目上の人へ送る丁寧な返信の例文

相手が上司や恩師、取引先のお偉いさんだったりすると、もう少し丁寧さをプラスしたいですよね。「~ください」という言葉は、丁寧語ですが命令形の一種でもあるので、目上の方に使うときは少し工夫が必要です。

おすすめなのは、「~くださいませ」と柔らかくしたり、「~のほどお願い申し上げます」と依頼の形にしたりする方法です。また、「くれぐれも」や「どうぞ」といった副詞を添えるだけでも、敬意の度合いがグッと上がりますよ。

目上の人への返信例文

  • 【上司へ】
    お気遣いありがとうございます。〇〇部長におかれましても、多忙な時期とは存じますが、くれぐれもご自愛くださいませ。
  • 【取引先へ】
    お心遣い痛み入ります。季節の変わり目ですので、〇〇様もどうぞお体を大切になさってください。
  • 【フォーマル度高め】
    末筆ながら、〇〇様のますますのご健勝をお祈り申し上げます。

取引先へのメールなら、個人の健康だけでなく「貴社の発展」を願う言葉とセットにするのも一般的ですね。

友達や親しい人へLINEで送る例文

仲の良い同僚や友人に対して、あまりに堅苦しい「ご自愛」を使うと、ちょっと他人行儀な感じがしてしまいますよね。LINEやチャットツールでのやり取りなら、敬語を崩さない範囲で、少し柔らかい和語(わご)を使うのがおすすめです。

「ご自愛」を「無理しないでね」や「体調に気をつけて」と言い換えるだけで、親しみやすさが伝わりますよ。

親しい人への返信例文

  • 【同僚へ】
    優しい言葉をありがとう! プロジェクトも大詰めだけど、〇〇さんも無理しないでね。
  • 【先輩へ】
    お気遣いありがとうございます。最近寒くなってきたので、〇〇さんも風邪ひかないように気をつけてくださいね。
  • 【LINEでサクッと】
    ありがとうございます😊 〇〇さんも体調崩さないように!

LINEならスタンプを一つ添えるだけでも、感謝の気持ちは十分に伝わります。

状況別「ご自愛ください」の返事と例文

基本の型はわかったけれど、「自分がいま風邪をひいているときは?」「もう返信を終わらせたいときは?」といったイレギュラーな場面もありますよね。ここからは、そんな「困った!」に対応する状況別のテクニックをご紹介します。

自分が体調不良の場合の返信マナー

「ご自愛ください」は健康な人への言葉だとお話ししましたが、もし自分がすでに病気で休んでいるときにこの言葉をもらったら、どう返せばいいのでしょうか。

相手がこちらの事情を知っている場合、その言葉は「早く良くなってね」「無理せず養生してね」という意味で使われています。ですので、「早く治します」という前向きな姿勢を見せるのが正解です。

事情を知られている場合の返信例

「温かいお見舞いの言葉をいただき、ありがとうございます。一日も早く復帰できるよう、今は養生に専念いたします。」

逆に、相手がこちらの体調不良を知らない場合は、わざわざ「実は病気で…」と伝える必要はありません。さらりと受け流して、相手の健康を願うのが大人の対応です。間違っても「病気の私にその言葉は不適切です」なんて指摘してはいけませんよ。

返信不要と伝えたい場合のスマートな文面

お互いに「ご自愛ください」と言い合って、メールのラリーが続いてしまう…なんてこと、ありますよね。相手に返信の手間をかけさせたくない場合や、自分のターンで会話を終了させたい場合は、結びの言葉に一工夫加えましょう。

これを「クッション言葉」として活用するんです。相手への配慮を見せつつ、こちらの意図を伝えます。

返信不要の意思表示例文

  • 寒暖差の激しい折、どうぞご自愛ください。なお、ご返信はお気遣いなきようお願い申し上げます。
  • 〇〇様もお体ご自愛くださいませ。まずはご報告のみにて失礼いたします。

こう添えておけば、相手も「あ、返さなくていいんだな」と安心してメールを終えることができます。

季節ごとの挨拶を取り入れた気の利いた一言

ただの定型文で終わらせたくないなら、季節感をプラスするのが一番です。「ご自愛ください」への返信にその時期特有のキーワードを入れるだけで、グッと洗練された印象になりますよ。以下に使いやすいフレーズをまとめてみました。

季節キーワード返信フレーズ例

(3月~5月)
三寒四温、新生活、花冷え三寒四温の折、〇〇様も体調を崩されませんようご留意ください。

(6月~8月)
酷暑、熱中症、冷房冷え酷暑の折、〇〇様も熱中症など召されませぬよう、くれぐれもご自愛ください。

(9月~11月)
夏の疲れ、朝晩の冷え込み夏の疲れが出やすい時期ですので、〇〇様もどうぞお体を大切になさってください。

(12月~2月)
厳寒、乾燥、風邪寒さ厳しき折、〇〇様も暖かくしてお過ごしください。

日本には美しい四季があるので、それを言葉に乗せて相手を気遣えるようになると素敵ですよね。

ご自愛くださいの言い換えと類語表現

最後に、「ご自愛ください」ばかり使ってしまうのを避けたいときのために、使えるバリエーションをいくつか持っておきましょう。相手や状況に合わせて使い分けられると、コミュニケーションの幅が広がります。

  • ご健勝をお祈り申し上げます
    スピーチや非常に改まった文書で使われる硬い表現です。個人の健康だけでなく、活躍を祈るニュアンスも含まれます。
  • お体を大切になさってください
    もっとも汎用的で、間違いのない表現です。「ご自愛」よりも柔らかい響きがあるので、女性が使うことも多いですね。
  • ご無理をなさいませんよう
    相手が忙しいことや、頑張り屋さんであることを知っている場合に効果的です。「あなたの頑張りは知っているよ」という共感が伝わります。

ご自愛くださいへの返事とマナーまとめ

「ご自愛ください」という言葉への返事は、難しく考える必要はありません。大切なのは、相手からの「あなたに元気でいてほしい」という気持ちをしっかり受け取り、感謝と共に相手の健康も願い返すことです。

「お体ご自愛」という重複表現にだけ気をつければ、あとは相手との関係性に合わせて、少し丁寧さを調整したり、季節の話題を添えたりするだけで十分素晴らしい返信になります。

次にこの言葉を受け取ったときは、ぜひこの記事の例文を参考にして、あなたらしい温かいメッセージを返してみてくださいね。きっと相手の方も、あなたからの返信を読んで温かい気持ちになるはずですよ。

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