たつき諒2025年7月予言内容の真相は?作者本人が軌道修正

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たつき諒2025年7月予言内容の真相は?作者本人が軌道修正

たつき諒さんの2025年7月の予言内容について、様々な情報が飛び交い、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

東日本大震災を言い当てたとされる著者の新たな予言だけに、その詳細や信憑性が気になるのは当然のことです。

しかし、情報が拡散する中で、当初の内容から作者本人の意図まで、正確な情報が伝わっていない側面もあります。

この記事では、一体どのような予言がなされ、現在どのように軌道修正されているのか、そして専門家はどのように見ているのかを、多角的な視点から詳しく解説していきます。

記事のポイント
  • たつき諒さんの予言の当初の内容と根拠
  • 作者自身による予言の日付に関する軌道修正
  • 気象庁や専門家による科学的な見解
  • 予言の社会的な影響と防災への備えの重要性
目次

たつき諒が示した2025年7月の予言内容

・当初の予言日時はいつだったのか
・巨大津波と地殻変動の具体的な内容
・書籍のベストセラー化と社会への影響
・香港の航空会社が減便した経済的影響

当初の予言日時はいつだったのか

たつき諒さんの予言で、最も注目を集めたのが具体的な日時です。2021年に出版された著書『私が見た未来 完全版』の中で、大災害が起こる日時について言及されました。

その日時は、2025年7月5日午前4時18分とされていました。この具体的な数字は、たつき諒さん自身がこの「大災害の夢」を見たとされる、2021年7月5日午前4時18分という時刻に由来しています。夢で見た光景の日時が、そのまま未来に起こる出来事の日時として解釈され、多くの人々に衝撃を与えました。

このように、極めて具体的な日時が示されたことが、この予言が他の終末論とは一線を画し、多くの関心を集める大きな要因となったのです。しかし、この日時については後に作者本人から重要な訂正がなされることになります。

巨大津波と地殻変動の具体的な内容

予言された災害の内容は、極めて甚大で衝撃的なものでした。著書で語られた夢の内容は、単なる地震や津波にとどまらない、地球規模の地殻変動を示唆しています。

具体的には、日本とフィリピンの中間あたりの海底が「ボコンと破裂」するという、大規模な海底噴火が発端とされています。この噴火により、太平洋の周辺国に巨大な津波が押し寄せると描写されました。

【ポイント】予言された災害のポイント

  • 津波の規模:東日本大震災の3倍にも達する、約120メートル級の大津波が発生する。
  • 被害範囲:日本の太平洋沿岸部の3分の1から4分の1が、津波に飲み込まれる。
  • 地殻変動:香港から台湾、そしてフィリピンまでが地続きになるほどの、大規模な隆起が起こる。

これらの描写は、これまでの災害の常識をはるかに超えるものであり、人々の不安を掻き立てるには十分な内容でした。特に、東日本大震災を経験した日本において、「あの震災の3倍」という表現は、具体的なイメージを伴って深刻に受け止められたのです。

書籍のベストセラー化と社会への影響

この衝撃的な予言内容は、社会に大きな影響を及ぼしました。きっかけとなった書籍『私が見た未来 完全版』は、異例のベストセラーとなります。

もともと1999年に初版が出版された後、長らく絶版となっていましたが、2011年の東日本大震災を言い当てたとSNSなどで話題になり、2021年に復刊。復刊された「完全版」には2025年の新たな予言が追加されたことで、累計発行部数は100万部を超える大ヒットとなりました。この社会現象ともいえる売れ行きは、多くの人々がこの予言に強い関心を寄せていることの証左です。

また、たつき諒さんの別の著書『天使の遺言』も、2025年6月の出版後すぐにランキング上位に入るなど、その注目度の高さがうかがえます。このように、一冊の書籍が社会に与えたインパクトは非常に大きいものでした。

香港の航空会社が減便した経済的影響

予言の影響は、国内の書籍販売にとどまらず、海外からの観光にも具体的な影響を及ぼしました。特に敏感に反応したのが、香港です。

2025年4月、香港の格安航空会社(LCC)であるグレーターベイ航空が、香港と仙台、徳島を結ぶ定期便について、それぞれ週1往復分を減便すると発表しました。航空会社がその理由を調査したところ、香港でたつき諒さんの予言が広く流布し、日本への旅行を敬遠する動きが出ていることが一因だと判明したのです。

【注意】経済損失の試算も

野村総合研究所のエグゼクティブ・エコノミスト、木内登英氏は、この予言による訪日客の敬遠が続いた場合、経済損失が約5600億円に上る可能性があると試算しています。一個人の予言が、国際的な人の流れや経済にまで影響を及ぼすという、極めて異例の事態となりました。

この出来事は、情報の拡散力がいかに強いか、そしてそれが実体経済にまで影響を与えうるかを示す象徴的な事例と言えるでしょう。

たつき諒2025年7月の予言内容と現在の状況

・作者自身による予言内容の軌道修正
・新刊で語られた作者本人のスタンス
・気象庁が示す地震予知の科学的見解
・専門家による地震予知の詳しい解説
・デマに惑わされず防災への備えを

作者自身による予言内容の軌道修正

多くの人々に衝撃を与え、社会現象にまでなったこの予言ですが、その後、作者であるたつき諒さん本人によって重要な軌道修正が行われました。特に、最も注目された「日付」について、明確な否定がなされています。

2025年6月に出版された自伝『天使の遺言』の中で、たつき諒さんは予言の日付について次のように言及し、それまでの解釈を修正しました。

項目当初の解釈作者による軌道修正後の見解
日付の特定2025年7月5日と解釈されていた「夢を見た日=何かが起きる日というわけではない」と明確に否定。「7月5日は何かが起きる日ではない」と明言。
作者のスタンス予言者として見られていた「私は予言者ではない」と強調。夢はあくまで個人的な「証言」であり、不安を煽る意図はないとしている。

この軌道修正は非常に重要です。つまり、「2025年7月5日に大災害が来る」という情報は、作者自身によって否定されたということになります。たつき諒さん本人は、具体的な日付を特定する意図はなく、防災意識の向上を願うメッセージを発信したいというスタンスに変わっています。

新刊で語られた作者本人のスタンス

前述の通り、2025年6月に出版された新刊『天使の遺言』では、作者のスタンスがより明確に述べられています。

たつき諒さんは、「予言者」として世間から見られることに戸惑いを感じている様子をうかがわせています。ご自身の体験は、未来を断定する「予言」ではなく、あくまで夢で見た内容を伝える「証言」であると強調しています。その上で、具体的な日付については「過去の例から、『こうなのではないか?』と話したことが反映されたようです」と述べ、一人歩きしてしまった情報であるとの認識を示しました。

💬 つまり、作者の意図としては「特定の日」を警告するのではなく、夢で見たような災害が起こる可能性に対して、日頃から備える意識を持ってほしい、というメッセージが根底にあるようです。

このスタンスの表明により、当初のセンセーショナルな予言から、より普遍的な防災意識の啓発へと、メッセージの重心が移ったと理解することができます。

気象庁が示す地震予知の科学的見解

社会的な関心が高まる中、国の機関である気象庁もこの予言について公式な見解を発表しています。

2025年6月の記者会見で、気象庁の野村竜一長官は、特定の日時や場所、規模を特定した地震予知について、「現在の科学的知見では不可能」と断言しました。その上で、たつき諒さんの予言のような情報については「デマと考えられる」とし、心配する必要はないとの見解を明確に示しています。

【補足】科学的地震予知の限界

現在の地震学では、プレートの動きなどから「将来的に大地震が発生する確率が高い」といった長期的な評価や、地震発生直後に揺れの到達を知らせる「緊急地震速報」は可能です。しかし、「何年何月何日にどこでマグニチュードいくつの地震が起きる」といった、ピンポイントの予測は、科学的には全くできないのが現状です。

気象庁が公式に「デマ」とまで踏み込んで言及したのは、不確かな情報によって社会的な混乱が生じることを防ぐためです。科学的な根拠に基づかない情報には冷静に対応することが求められます。

専門家による地震予知の詳しい解説

気象庁の見解に加え、地震予知の専門家も同様に、科学的根拠の欠如を指摘しています。

東海大学・静岡県立大学客員教授の長尾年恭氏によると、たつき諒さんが指摘する「日本とフィリピンの中間の海底」は、大規模な地震が発生するプレート境界ではなく、火山活動も活発ではありません。過去の観測データを見ても、この地域で大地震が記録されたことはなく、地質的な条件から考えても、予言で描写されたような海底噴火や地震が起こることは理論的に不可能だと解説しています。

また、津波の規模や地殻変動についても、科学的な観点から否定的な見解が示されています。

【ポイント】専門家による指摘の要点

  • 津波の規模:東日本大震災を超える津波は、想定されている南海トラフ巨大地震でも考えにくいとされています。
  • 地殻変動:津波によって陸地が隆起するのではなく、海底の隆起や沈降が津波を引き起こすのが正しい因果関係です。

結論として、専門家は「日時を指定して予言できるのは占い師か詐欺師ぐらい」と述べ、科学的な議論の対象にはならないとしています。科学的な知見を無視して、いたずらに不安を抱く必要はないと言えるでしょう。

デマに惑わされず防災への備えを

作者自身が日付を否定し、気象庁や専門家も科学的根拠がないと結論付けている一方で、この一連の騒動から我々が学ぶべき重要な教訓があります。それは、予言の真偽に関わらず、防災への備えは常に必要であるということです。

日本は世界有数の「地震と火山の国」であり、いつどこで大規模な自然災害が発生してもおかしくありません。政府は、南海トラフ巨大地震が今後30年以内に70~80%の確率で発生すると予測しており、これは決して無視できない現実的なリスクです。

💬 今回の予言をきっかけに、少しでも防災意識が高まったのであれば、それは決して無駄なことではありません。これを機に、ご家庭の防災グッズを見直したり、避難経路を確認したりするのは非常に有意義なことです。

結局のところ、7月5日に大地震が起きる可能性は、他の日と比べて高くも低くもありません。しかし、いつか必ず来るであろう災害に対して、我々は日頃から備えておく必要があるのです。不確かな情報に一喜一憂するのではなく、それを冷静な行動のきっかけとすることが最も賢明な対応と言えます。

総括:たつき諒2025年7月の予言内容

  • たつき諒さんの予言は2025年7月に大災害が起きるという内容
  • 当初の日時は2025年7月5日午前4時18分とされた
  • この日時は作者が予知夢を見たとされる時刻に由来する
  • 日本とフィリピン沖の海底噴火が発端とされた
  • 東日本大震災の3倍規模の巨大津波を予言
  • 日本の太平洋沿岸の広範囲が浸水すると描写
  • 香港からフィリピンまでが地続きになる地殻変動も含まれた
  • 書籍『私が見た未来 完全版』は100万部超のベストセラーになった
  • 香港の航空会社が減便するなど経済的な影響も発生した
  • その後作者本人が予言の日付を明確に否定
  • 新刊『天使の遺言』で「夢を見た日=起きる日ではない」と軌道修正
  • 自身の立場を「予言者ではない」と強調している
  • 気象庁は特定日時の地震予知は不可能であり「デマ」との見解を発表
  • 地震の専門家も予言の場所や内容の非科学性を指摘
  • 予言の真偽に関わらず防災への備えの重要性が見直されるきっかけとなった
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